チラシ制作で大事なこと

チラシ制作はまずはターゲット設定から。デザイン、訴求方法を細かく見ていきます。

方向性、方向線

線というデザインエレメントには実に様々な効果があります。画面を分断したり、要素にアクセントを加えたり、ここではそんな線の持つ効果の中で遠くに方向性にフォーカスを当てて解説したいと思います。この効果をうまく使いこなすことで視線や空間感などをコントロールすることが可能になるのです。

線を数学に解釈すると、任意の点と点をつなぎ合わせたもの、ということになります。当たり前のことのように聞こえますが、実はここに線の持つ一つの大きな特性が潜んでいます。線には点から点へとつながる動き、つまり、方向性が含まれている、ということです。これはデザイン的に見逃すことにできないポイントです。

線の持つ方向性を活用すれば、見せたいところへ視線を誘導することができます。テキストエレメントの読ませたい方向や、画像の見せたい順序を線でつなぎ合わせることで、その効果が利用できます。あるいは、線の方向性を特定の場所に集中させることで、そこに視線を集めることができます。この効果は、集中線と呼ばれ漫画の技法でよく知られています。

集中線を特定のメソッドで用いると、立体感や空間感、奥行き感などを表現することができます。これを透視図法、あるいは、パースと呼びます。集中線が集まった場所を消失点と呼び、この消失点がいくつあるかによって、一点透視法、二点透視法、三点透視法をかき分けることができます。この手法はダイレクトにグラフィックで見せることができるほか、目立たなようにさりげなく取り入れる方法もあります。

 

  • メソッド・・・体系的な方法、方式のことですここでは視点を定めて遠くにある、ものを小さく、近くにあるものを大きく描く、遠近法を用いた透視図法のことを指しています。一見複雑に見える透視図法ですが、メソッドを用いれば、誰にでも簡単に立体感のある図が書けるようになります。
  • パース・・・perspectiveの略で、遠近法や透視図法のことを指します。パースをつけて書いて、もう少しパースを強くといった言い回しや、パース図といった使いかたをします。
  • ポイント1・・・エレメント自体に方向性が感じられないものでも、ラインを追加することで、画面に方向性を生み出すことができます。縦のラインを入れれば上下方向に、横のラインを入れれば、左右方向に動きが現れます。
  • ポイント2・・・線は方向性を感じさせますが、その線を特定の地点から放射状に配置することで、視線を一点に集中させることができます。これを集中線と呼びます。
  • ポイント3・・・ラインを用いることで、方向背だけでなく、空間感も表現することができます。単純に奥に向かって小さくするだけでも十分奥行きを感じることができます。
  • ベーシックセオリー「コミックに学ぶ表現手法」・・・集中線以外にも、爆弾、フラッシュ、トーンなど、コミックの表現手法には様々なものがあります。特にアメリカンコミックでは、擬音や動作が日本の漫画では感情表現が豊かだと言われています。
  • コミックとグラフィックは最終目的が印刷という点が同じであるだけでなく、表現上の共通点も多々あります。優れた作品からは学ぶことも多いでしょう。
  • 人物のシルエット・・・もっとも注目が集まる場所に会えてシルエットのみの人物を配置するのは、もっと見たいと感じさせる効果を狙ってのことです。人はわかりそうでわからない状態にされるともっとも関心をそそられるものです。
  • インクが垂れた・・・端正なラインには潔癖さや清潔感が現れます。これに対し、インクが跳ねたような跡や、途中で擦れて消える都行ったイレギュラーなラインには、ダーティなイメージや淫らな印象があり、人をドキッとさせるものです。
  • 映像的効果・・・映像は静止画を連続させたものです。静止画であっても。連続性の感じられるレイアウトや使い方がなされることによって、映像のような動きや表情の変化などを感じ取ることができます。
  • 極度なまでに端正・・・揃える、区切るといったデザインを整える作業は、やりすぎると堅苦しくつまらない印象になってしまいます。会えて硬い印象を作り出してからそれを崩すというやり方も表現方法の一つとして使えます。